上領哲也のブログ

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help リーダーに追加 RSS 今時の中国の小説家

<<   作成日時 : 2008/02/25 18:11   >>

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 「バルザックと小さな中国のお針子」が良かったもので、立て続けに若い中国人の小説家の小説を読んでみました。
 「碁を打つ女」は、シャン・サ、というフランス在住の女流小説家がフランス語で書いたものです。満州南部の古い城壁に囲まれた町に住む少女と、その町に侵攻してきた日本陸軍の若い仕官が、「囲碁」を通じて運命的に出会い、日増しに激しくなる戦争の予感の中で翻弄される。というようなお話ですが、この若い作家は、ありがちな侵略者日本、への告発や非難などというものは描いていません。戦争の中での、敵味方を超えた「運命的な出会い」を描こうとしています。戦争そのものより、戦乱の中での敵味方を超えた恋、いや、より正確にいえば、二人がいや応なく出会ってしまったこと、その重さを描こうとしています。
離れ離れになってしまった二人が出会う結末は、涙無しにはかたれません。
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 「待ち暮らし」は史上初の全米図書賞とPEN/フォークナー賞のダブル受賞となった、ハ・ジンというアメリカ在住の作家の英語で書かれたものです。舞台は文革期の中国で、田舎の妻に愛情を感じなくなった医師が、愛人と一緒になるために18年かけて離婚するものの、愛人との生活が自分の理想と程遠いことに気付き、途方に暮れる・・・。という非常に身勝手(?)な男のお話です。待ち続けた歳月の虚しさに直面した男の焦燥を巧みに描き、アメリカ文壇に衝撃を与えた傑作。とのことですが、物語の展開が遅く、僕としては少々退屈でした。

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