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暴行には眉一つ動かさずに耐えるが、その傷を美女が手当してくれる時には顔をしかめる。 池澤夏樹の「叡智の断片」からの一文です、これって映画によく出てきますよね、例えば007なんかではおなじみのシーンと言えるのではないでしょうか。「叡智の断片」は一冊全部が引用文という珍しい本です。いろいろなテーマを主題としたヒネリとアイロニーとに満ち満ちた文章には、思わずニヤリとさせられます。引用は90%以上が海外の方の発言や文章からですが、だいたい日本人ってこういう気の利いた皮肉、というのは苦手ですよね。僕も後から考えたらグサッ!とくるような、またあまり相手に痛手を与えないような気の利いたことを言いたいな、と思う今日この頃です。 面白い物をいくつかご紹介しましょう 映画に関するものから 「一人対二十人で銃撃戦をしている時、一人の方が撃つ弾は次々に相手に当る。二十人の 方の弾はすべて外れる」これもよくありますよね。 結婚の真実 「本当の幸せがどんなものか、僕は結婚するまで知らなかった。知った時はもう手遅れだっ た/マックス・カウフマン」これはいかがなもんでしょう?これから結婚を控えておられる方に は参考になるのかならないのか・・・ 悪口の言い合い イギリス初の女性上院議員ナンシー・アスターがチャーチルに 「私があなたの妻ならば、きっとコーヒーに毒を入れるわ」と言ったのに対してすぐに彼は 「万一あなたが妻ということになったら、私はそれを飲むだろう」と答えた。 「ウインストン、あなた酔ってるわ」 「ナンシー、きみは顔がまずい。それに私の酔いは明日には醒める」 これはいささかどうか、と思われますが今の時代ですと、大騒ぎでしょうね、さすがのチャー チルと言えども許されはしないでしょうね。 ジョージ・C・ブッシュ氏があるインタビューで「幼いころに愛読された本は何でしたか?」と質問 された。「『はらぺこあおむし』」と彼は胸を張って答えた。これは上品ないい回答だ。あの絵 本はストーリーが巧みで、最後がきれいで、まちがいなく傑作。しかし、そのうちに誰かが気 付いた。あの本が刊行されたのは1969年のことだった。1946年生まれのブッシュ氏はそ の時は23歳になっていたはずで、あれを愛読したとすうると・・・。 恋の季節 「恋は戦争に似ている。始めるのは簡単だが、終わらせるのはとてもむずかしい」 或いは 「恋はハシカと一緒で、若いときの方が軽く済む」 いかがでしょう? 最後に悪口のお話をもう一つ 「悪口を最も優雅に受け止めるには、無視すればいい。それができなければ凌駕する。それ が無理なら笑いとばす。もし笑えないとなったら、その悪口は真実だと思った方がいい」 お後がよろしいようで・・・ |
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