上領哲也のブログ

アクセスカウンタ

help リーダーに追加 RSS 梨木香歩、恩田陸さんのちょっと古い本

<<   作成日時 : 2008/04/01 13:05   >>

トラックバック 0 / コメント 0

画像

 僕は子供の頃、男の子向けの漫画より、少女漫画の方が好きでした。漫画家としては一条ゆかり、萩尾望都、池田理代子などが好きでした。こんなことをエエオッサンが書くのは恥ずかしいのですが、事実ですからしょうがないです・・・。当時の少年漫画は子供心にも、ストーリーも幼稚で、何より荒くて線の太い絵そのものが好きになれませんでした。その点、少女漫画はストーリーも洒落ていたし、線がきれいで、背景まで実に丁寧に書かれていて、すごいなあと感心したものです。「からくりからくさ」を読みながらそのようなことを思い出しました。梨木香歩さんの作品はいつもいつも、どれもこれも四季折々の草花や自然を、美しい言葉で書き綴られ、ストーリーに関係なくふっと織り込まれていたりします。このあたりは男性の小説家には出来ないなあ、と感心させられます。この「からくりからくさ」は4人の女性の登場人物が織りなす物語です、そのなかの3人は実際に染色家、テキスタイルデザイナー、機織とそれぞれが経糸、緯糸ととなり、それぞれの登場人物が複雑に絡み合っていきます。途中はちょっと読み辛いところもありましたが、最後の数ページの展開には唖然とさせられました。素晴らしい小説だと思います。
画像

 恩田陸さんは僕にとっては当たり外れがはっきりした不思議な作家です、「ネバーランド」とか「夜のピクニック」などは大好きでしたが、話題になった「ライオンハート」とか「月の裏側」なんかは感心しませんでした。この「光の帝国ー常野物語」は当たりでした。一人一人が特別な能力を持っている常野一族という人たちを巡る連作短編集です。ジャンルとしてはSFに入るのかもしれませんが、ひっそりと静かな物語です。「光の帝国」というタイトルからはなんだか派手な物語を想像しますが、いい意味で期待を裏切られました。

設定テーマ

注目テーマ 一覧

月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文