年を取ると良さが分かってくる物ってありますよね
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作成日時 : 2008/04/16 13:14
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桜を見ているとなんだか突然「細雪」が読みたくなってしまいました。ずっと以前トライしたものの全く読めませんでした。そういういきさつがあるので少々不安でしたが。今読んでみると、なんであのとき面白いと感じられなかったんだろう?というぐらい面白いです。谷崎潤一郎は、耽美的な小説家として有名ですから、文中には普通の男性小説家より着物の柄や、草花などの描写に女性的な間性が散見され、少女マンガのファンだった僕としては大満足(?)です。
なかでも美しい三人の姉妹が京都に花見に行くくだりなんかはウットリさせられます。
またその道行きのゼイタクなこと。瓢亭で夜食をしたため、都踊りを見物して、祇園の夜桜を見、麩屋町の旅館(柊屋か俵屋といったところでしょうか・・・)に泊まり、明くる日は嵯峨から嵐山に行き中の島の掛茶屋あたりで昼食・・・といったような具合です。柊屋とか俵屋なんかは一見さんはあかんでしょうけど、ちょっと憧れますね。
その他にもいろいろと物知りになるようなこともあり、例えば八重桜のことを「厚咲き」と言ったり樹の背丈が低いので、鼻(花)が低い、をもじって「お多福桜」と愛称されたりしたのだそうです。とにかく巻末の注釈無しでは読み進めません。昔の人々は物知りだったんですねえ。
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